ヒイラギ【柊】
モクセイ科モクセイ属
木偏に冬と書きますが、正しくは疼木(ひいらぎ)
疼ぐは、ヒリヒリ痛むことで、トゲ状の葉に触ると
ひりひり痛むので名付けられました。古来より邪気
の侵入を防ぐものとして、節分の時に戸口に枝葉を
差す風習が今でも残っています。
モクセイ科に属する植物で、10~12月に葉のつけ根
に芳香を放つ白い花をつけます。翌年の5~6月頃に
紫黒色の実をつけます。
紫黒色のヒイラギの実
セイヨウヒイラギ【西洋ヒイラギ】
モチノキ科モチノキ属
ヒイラギとよく似ていますが、西洋ヒイラギはモチ
ノキ科の植物です。別名のイングリッシュ・ホーリ
ーのホーリーはモチノキ属の英名です。
5~6月頃白い花をつけ、11~12月頃丸い赤い実を
つけます。ヨーロッパでは聖なる木として、クリス
マスの飾りにも使われます。
西洋ヒイラギの実
別名イングリッシュ・ホーリーと呼ばれます
【キンモクセイ】
樹皮が動物のサイ(犀)の皮膚に似ていることから名前が
つけられた木犀。キンモクセイはその仲間のうちで最も
芳香が強く、夕方から夜にかけて匂いが強くなり遠くか
らでも匂うほどです。