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【夏の七草】
夏の七草は、春の七草や秋の七草のような古事に基づくものは見られず、近年植物学者などが
独自に選定したものが発表されています。そのため夏の七草には様々なパターンがあります。
ここではそのうちの3つをご紹介します。

勧修寺経雄 撰による短歌《夏の七草》

明治末から昭和の教育者である勧修寺経雄(かじゅうじつねお 1882~1936)撰による               「涼しさは よし ゐ おもだか ひつじぐさ はちす かわほね さぎさうの花」                     (涼しさは、蘆、藺、沢潟,、未草、蓮、河骨、鷺草の花という短歌があります。                 暑い夏でも涼しさを感じさせてくれる、水辺や湿地に咲く植物7種類です。

ヨシ(アシ)

イ(イグサ)

オモダカ

ヒツジグサ

ハチス(ハスの古名)

コウホネ

サギソウ

1945年6月20日発行の週報(内閣情報局から発行)に掲載された《新選 夏の七草》

この週報が発行されたのは第二次世界大戦で日本の敗戦が決まる直前の同年6月で、紹介された7種は全て食用とされました。「全国的に何処にでもある極めて普通な夏の野草で、しかも量の多い種類七つを選びました(中略)この野草の利用にも大いに工夫、努力することが大事です」と紹介されています。

アカザ

イノコズチ

ヒユ

スベリヒユ

シロツメクサ

ヒメジョオン

ツユクサ

木村陽二郎が自身の著書で紹介した《夏の七草》

植物学者の木村陽二郎(1912~2006)が1987年4月に出版した自身の著書「私の植物散歩」で   上記の週報に掲載された七草を紹介したあと「先に述べた夏の七草はあまりにも風情がないからここに新しく私の好きな夏の七草を考えてみたい」として以下の7種類を挙げました。

マツムシソウ

ヤマユリ

キスゲ(ユウスゲの別名)

ツリフネソウ

ツユクサ

クサフジ

オオマツヨイグサ

取り上げた夏の七草の他にも様々な夏の七草がありますのでご紹介します。

「夏の七艸考」楓園 鈴木重瑊 著(明治37年 1904年)                                   

ナデシコ オモダカ ユウガオ ヒルガオ ハチス ユリ

アザミ

撫子・瞿麦・常夏

沢瀉・面高・野茨菰 夕顔・遍蒲 昼顔・旋花 百合

小薊

「懸葵 8巻6号」つくも生 著(明治44年 1911年)                                   

スイレン ミズアオイ ガマ ヒシ タヌキモ ヒンジモ ミズアサガオ
睡蓮 水葵・雨久花 蒲,香蒲 狸藻 品字藻

水朝顔

「観賞植物大図鑑8月巻」安達潮花 著(大正10年 1921年)                                   

サワギキョウ ヒツジグサ ホシクサ ミソハギ ミズアオイ サンショウモ デンジソウ
沢桔梗 未草 星草 禊萩 水葵 山椒藻

田字草

「雑草の呼び名辞典」亀田龍吉 著(平成24年 2012年)                                   

チガヤ ヒルガオ ヤブカンソウ ツユクサ ドクダミ ミツバ ノアザミ
白茅 昼顔 藪萱草 露草 蕺草 三葉

野薊

お気に入りの植物を7つ選んで自分だけの夏の七草を作ってみるのもいいかもしれません。

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